フレンチトースト訴訟

父ちゃん大法廷に立つ(計画)



このままでは門前払い

次回期日に向けて準備書面の構想を練っています。たたき台となる文面も作成しました。
書いている時はまともな事を書いているつもりなのですが、一晩たってから見てみるとダメダメなのがわかります。
裁判をする前は、気楽に考えていました。ただ寡夫控除の差別を訴えればいいと考えていたのです。
甘かったです。
そんな簡単なもんじゃありません。やってみてわかりました。自分の主張を法に合わせて話の筋を通す難しさは想像以上です。

このままでは門前払いになります。私は行政処分を受ける立場にないのですから。

となると、私の取れる対策は2つ。(他にもあるかもしれませんが、私にはこれが限界。)それをするにはまず裁判所に認めてもらう必要があるので、来週、書記官殿にお願いしてみようと思います。

少しだけ、少しだけですが、闘争心が湧いてきました。




法律の文章は難解

法律というのは難しいです。

今回の訴訟に関する法律を勉強していますが、なんでこんなにわかりにくい言葉を使うんでしょうね。一文一文も無駄に長くて、理解しにくいです。

憲法はなんとか読めます。しかし、所得税法行政事件訴訟法、国税通則法行政不服審査法。そして引用される最高裁判例も難解です。『これ、日本語なのかよ〜』みたいな文章もあります。


素人に行政訴訟は難し過ぎです。


仕事も家事も忙しいし、

行政訴訟、やめようかな。

第1回口頭弁論

行ってきました、横浜地方裁判所


原告席は私が独占。被告席は7人の大所帯。こんなにたくさんいらっしゃるものなんですね。数に圧倒されました。


第1回期日は被告欠席というのが多いらしいですが、行政訴訟ですと誠実に対応していただけるんですね。感謝です。

第1回なので論争もなく傍聴人はゼロでした。


通常の行政訴訟がわかりませんが、国は7人も送り込んできました。


これでホッとしました。ちゃんと相手にしてもらっています。


被告の圧勝なら、ここまで力を入れることはないでしょう。精鋭が束になってかからないと危ういということを表しているんだと思います。被告の主張が弱い事を証明しているのだ。そんな感想を持ちました。


答弁書で持ち出してきた判例も、穴があるのだよと教えてもらった気がします。


頑張る気持ちが復活しました。


第2回口頭弁論は7月20日です。



2つの判例の壁

この裁判、私が勝訴するには最高裁の2つの判例を打ち破らなければなりません。


1つは、『源泉徴収制度の下では、給与受給者と国とは法律関係にない為、直接請求することができない』というもの。

もう1つは、『寡夫控除要件は立法府の裁量の範疇で違憲ではない』というもの。


相手側は、百戦錬磨の訟務官軍団。

こちらは、弁護士なしのど素人。


これで勝てたら奇跡ですね。


いつもは『勝てるわけないよ。』と言う息子ですが、最高裁判例の壁が2つあることを嘆いていると、『筋が通っていれば勝てるよ。』と応援してくれました。


明日は第1回口頭弁論です。

まぁ、第2回の期日を決めるだけで、すぐ終わるんですけど。

答弁書が届きました

答弁書が届きました。被告指定代理人は法務局訟務部の訟務官のみなさまでした。

さすがに法務局の方の文書です。きれいな答弁書です。でも専門用語がわかりづらいですね。これは私のスキル不足ですね。

 

まだ勉強中で、被告の主張を十分に理解していないのですが、簡単に言うと被告の主張は、サラリーマンである私は、源泉徴収という形で納税しているので、直接、国に対して過誤納金の返還を請求することはできない。ということらしいです。

文中に出てくる国税通則法源泉徴収制度について学ばなくてはいけませんね。

誰か教えてくれないかなぁ。

判例の研究(5)

最高裁が棄却した事は書きましたが、その理由は知りませんでした。

今日、息子が調べてきてくれました。

読んでびっくりです。


【判示事項】寡夫控除を認めなかった課税処分の合憲性

【判決要旨】扶養親族を有しない納税者(男)に寡夫控除を認めなかった所得税更生処分は、憲法14条1項(法の下の平等)に違反しない。


あれれ?


この原告さん、子どもがいないじゃないですか。

あるいは親権がないとか。

もしくは奥さんと死別したということかな。


女性の場合でも、扶養親族がいない時は、死別で低所得でないと寡婦控除は認められません。


だとすると、旦那さんを亡くした女性と、奥さんを亡くした男性で、租税負担能力が違うとし、低所得の未亡人救済の意味で寡婦控除が出来た事から、その当時、合憲としたのもうなずけます。


確かに男性差別ではありますが、これはもう別の判例と考えてもいいですね。

反対意見はないのかな

口頭弁論の1週間前になりました。そろそろ答弁書が提出されていることでしょう。
どんな主張をしてくるのでしょうか。早く読みたいです。

私の情報収集は、インターネットを介するものが多くなります。寡夫控除要件に関しての意見を拾い集めていますが、不安なことがあります。
男性差別だ!違憲だ!という意見は多いです。多いというより、それしかないです。
必要な区別だ!合憲だ!という意見を見つけられません。誰も主張していないのではないでしょうか。
反対意見を認識できないと、多様な見方ができなくなり、結果的に盲目になります。

どこかにありませんかね?