請求内容
何を訴えているのか、というところに、所得税法の寡夫控除要件が違憲であると書きましたが、訴状はそのように書いていません。
行政訴訟にはまず原告適格といって、訴える権利があるのかどうかという審査があります。何のことかというと、損害を受けた当事者でないと、訴える事ができないのです。
ということで、訴状には損害を受けたから賠償しろと書いています。
男女平等にする事が目的なら、高所得のシングルマザーの寡婦控除を無くすのも解決策です。でも、そんな訴えをする権利は私にはありません。
違憲である寡夫控除要件により、本来受けられる控除が受けられなかった。よって今までの課税処分を取り消し、同等の控除を適用し、過剰に納めた税金を返還してくださいという請求をするしかありません。
訴訟となるとどうしても金に汚い感じになってしまいますね。こういうのも裁判のハードルの高さなんでしょうね。