あるシングルファザーの裁判日誌

寡夫控除は不公平だとして行政訴訟を起こしたシングルファザーのブログ



児童扶養手当についての所感

前のエントリーの続きです。

 

児童扶養手当は、所得の低いひとり親家庭に支給される手当です。母子手当と言われていたように母子家庭が対象でしたが、今では父子家庭も受けることができます。

 

私は所得の都合で受けていません。訴訟に絡むので調べましたが、児童手当のようなものではなく、生活保護の側面を持った制度であると知りました。偽装離婚などで不正受給する輩がいるからなのでしょうが、民生委員による調査もあるそうです。

 

児童扶養手当を受けるための収入の申告には、養育費も含まれます。養育費をもらっていなかったり、額が少なかったりする場合の補完の意味があるようです。

 

養育費の受け取り額は、自己申告です。行政側は調べようがありません。つまり正直者が損をする制度になっています。養育費を貰っていない事にして、より多くの手当てを受けられるようにできてしまうのです。これは不正受給になるのですが、困窮する状況だったら罪悪感も薄れるかもしれません。統計上、養育費の受け取り率は2割程度ですが、本当のところはもう少し多いのではないかなと思いました。

 

この問題も、制度の不備が原因だと思います。養育費のやり取りを行政経由にすれば、お金の流れがクリアになります。そしたら本当に必要な所に適切な額の手当が支給できると思うのです。そしたら不正受給も減るでしょうし、「養育者の意思で養育費を受け取っていないのに児童扶養手当は受給するのはおかしい。」という批判もなくなります。

 

あと、満額もらうために就労調整や養育費収入の調整があるとか本末転倒ではないかと思います。これも一定額を超えると逆転現象が起きるような制度だからです。そうならないような制度は可能なのです。煩雑な計算が必要になっても今ならコンピュータがやってくれます。

 

まぁ、私が言うまでもなく、政治家さんや行政の人は考えているんでしょうが、できない理由があるのでしょうね。