国立公文書館(2)
続きです。
この頃の資料は手書きのものが多いです。条文の審査過程で入る添削メモが残っていますが、これらは手書きです。
ここで難関にぶち当たります。
書かれた文字が達筆すぎて読めないのです。くずし字解読アプリを通しても判別できません。
そのため、果敢に「まいっか」作戦を遂行します。
内閣法制局の審査過程で参事官用に作られた資料がありました。寡夫という字の正当性とか、条文構成などの考え方が書いてあります。そこには、寡婦控除と寡夫控除の比較表が手書きで書いてあり、所得要件のところに青鉛筆で下線が引いてあります。そして読めないメモが書き込まれています。
◯◯◯◯説明 「男女平等」ぶ◯◯◯◯◯◯
なんか、大事なことが書いてあるような気がします。でも読めません。一応、何人かに見てもらいましたが、読める人はいませんでした。
となれば、こうするまでです。
「まいっか」