証拠があるのに
こんなに苦労してますよ的な話は、あまりしたくないのですが、こんな事があるんですよ的な話として聞いてください。
寡夫控除の提案をした只松議員の著書に、こんなのがあります。
『国民と政治・立法 寡夫控除法が出来るまでの記録』
とっても美味しそうじゃないですか。手に入れたくなりますよね。
でもこれ、非売品なんです。
国立国会図書館の憲政資料室に、原書が保管されています。只松先生が寄贈したもののようです。でも、マイクロフィルムへ変換もされていません。検索するにも、目録を目で追いかけて探し、資料番号を受付に言って取り出してもらう系の資料です。
名前からしてヨダレの出そうな資料なので、憲政資料室に入って、閲覧申請して、拝見しました。
本というより、冊子ですね。18ページしかありません。途中からは国会議事録の引用でしたが、只松先生の力によりいろんなケースで税の増収に貢献したことが書かれていました。そして、最後は600億円もの税収増に貢献したことを前面に出し、寡夫控除を出せる金はあるだろうと主税局長にかけあっています。
これ、証拠として欲しいなと思いました。
コピーは1枚20円と書いてあったので、受け付けに行って、全ページのコピーをくださいとお願いしました。
ところが、なんでかわかりませんが、直接コピーはできませんとのこと。一旦マイクロフィルムに焼きますので、その分の料金もかかりますとのこと。マイクロフィルムは1ページ約200円ですって。
うーん、高い。でも、頑張ろう。
私「わかりました。コピーしてください。」
ところが受付の方が、また奥に行って何か調べています。
受付「すみません、こちらは著作権の関係で、半分しかコピーできません。」
ほにゃ?
にゃんとまあ
これでクールダウンです。
所得制限については書いてないしー。
私「わかりました。我慢します。頑張って、手書きで写します。」
でも、これじゃあ証拠の書証にならないですね。
この裁判やってると、途中で糸が切れてしまうとような話が結構あるんです。
もしかしたら、コピー目的を裁判所に提出する為って書いたら認められたのかなぁとボヤいてみました。