2020年税制改正の落とし穴を発見
該当者は少ないと思いますが、情報を上げておきます。
2020年から、基礎控除の額と給与所得控除の計算式が変わります。それによって、年収850万円以上のサラリーマンは増税になると言われています。
しかし、この改正にはちょっと落とし穴があることに気がつきました。
現在の給与所得控除の計算では、シングルマザーの場合には、688万8888円を超えると寡婦控除が35万円から27万円になります。シングルファザーの場合は688万8888円を超えると寡夫控除の27万円がなくなります。
2020年の改正で給与所得控除後の所得が500万円になる給与収入は688万8888円から677万7777円に下がります。
つまり、677万7778円以上688万8888円以下の人は所得が500万円を超えることになるので、寡婦寡夫控除の適用が変わり増税になります。所得税と住民税を合わせた増税額は、シングルマザーですと約2万円、シングルファザーですと約8万円になります。
今のところ、どこも報道していないので、もしかしたら私の勘違いの可能性はありますが、該当しそうな方で、数万円の収入調整が可能な方は気をつけておいたほうがいいでしょう。
677万7777円を1円でも超えると、8万円増税なんて悲しいですからね。