お弁当製作からの卒業
高3の三男の最後のお弁当です。
好きなものだけを詰めたちょっぴり特別の弁当です。
海老フライ、ヒレカツ、唐揚げ、卵焼き、おにぎりの具はシャケ、イチゴとマスカット。
見栄えや栄養は無視しました。
たまに忘れていくけど、今日は忘れないで持っていって欲しいです。
シンパパになって9年目
まずは、お弁当製作から卒業です。
んー
なんか、ちょっと、寂しいぞ。
やったね、差別撤廃です
自公税調の行方ですが、どうやら未婚のひとり親は離死別のひとり親と同じ扱いになりそうですね。
そして、父子世帯の父親の控除額も、35万円に引き上げられ、母子世帯の母親と同じになりそうです。
やりましたね。差別解消です。ドンドンパフパフ。
ただ、割りを食ったのが、所得500万円を超える母子世帯の母親で、寡婦控除の対象外になりそうです。
やっぱりマイノリティーなんですね。税調には1人も代弁者がいなかったのでしょう。
でも、国会議員さんが検討を重ね決めたことですので、この結果は受け入れることにします。
自分の裁判ですが、良い意味で、結果はどうでもよくなりました。
気が楽になったんです。
最高裁まで頑張ってきたけど、最後にピエロさんになりました。
こうなったら、上告理由書は書きたいことを書かせてもらいます。
足りなかったもの
先日、裁判官に言われた事「他に主張することはありませんか?」について、栄養のあるものを食べながら考えました。
実は私、司法救済について、良くわかっていません。
違憲な法律に基づく処分だと判断されたのなら、裁判所が処分を取り消してくれるって思っていました。
でもこれ、違うんですね。
裁判所による救済の根拠や方法までも原告は主張しないといけなかったんです。
国籍法違憲判決
私が引用して主張すべきは、平成20年のこの判例のようです。
原文に私の裁判を当てはめると、これがぴったりはまりました。
でも難し過ぎて、自分の言葉ではありません。没却とか、合理的意思とか、人生で初めて使う単語です。反論されたら、自分では返せない気がします。
とはいえ、早速、使ってみようと思います。上告理由書にも書いてしまいます。上告理由書がこんな付け焼き刃でいいのか感はありますが、ここは素人の怖いもの知らず的な感覚で乗り切りたいと思います。
要らぬ心配ですが
少しわからなくなってきました。
私は寡夫控除の所得要件をなくしてもらうように裁判をしているわけですが、
もし、今回の税制改正で先に寡婦控除に所得要件がつけられたとしたら、
寡夫控除の所得要件をなくす事は、逆に女性差別になってしまうわけです。
今になって、国籍法違憲判決を勉強していますが、そこまでは書いてないです。
私のような素人が考えても正しい答えは出ないですし、私は要求するだけで、決めるのは裁判所です。それも勝訴したと時のはなしですから、要らぬ心配ではありますけど、考えると不思議な話なので、頭の体操には良いかもしれません。
でも、でも、もしも、最高裁が寡夫控除の所得要件は違憲無効と判断したら、それは男性差別で所得要件が付けられたことが世に広まることで、そうすると、母子世帯に所得要件を付けたのは間違いだったってなる可能性もあるので、再び母子世帯の所得要件がなくなる事もあるかもしれないから
結論、
がんばります。
第3回口頭弁論(対所得税)
税調のほうは、なんか寡婦控除で盛り上がっていますが、こちらは静寂に満ちています。今回の口頭弁論の傍聴者はゼロでした。私は人が多いとキョどるので、助かります。ありがとうございます。
今回から、左陪審裁判官が女性に変わったみたいです。左陪審って、判決文のドラフトを書く人だと私は勝手に思い込んでいますが、途中で変わることもあるんですね。
裁判長「今回は詳しく主張されていますね。被告は(当然)反論しますね?」
少し、褒められた気がしました。
それから、自分の主張はとんちんかんじゃないんだなと安心しましたし、地方税みたいに3回で結審、敗訴みたいにならなくてよかったなと思いました。
被告側は、反論を来年の2月14日までにするそうです。すてきなバレンタインになりますね。
気になったのは、裁判長に
「sakurahappyさんは、他に主張することはないですか?」
と聞かれたことです。想定外の質問だったので答えを用意していませんでした。
「今は、考えていないです。」
そう答えたものの、絶対に、不足してる主張があるってことですよね。
なんだろう。
栄養のあるものを食べて考えましょう。
次回の口頭弁論は、
2月27日(木)11:30 東京地裁419号法廷です。
なんかインターバル長いなぁ
気がつけば、悪党
今度の税制改正で寡婦控除は女性にも所得制限がつきそうですね。
やっと男女平等になりそうです。
そうすると
私は裁判を続ける理由が無いような気がします。
この裁判にはなんの意味があるんでしょうか?
今まで、差別撤廃を目指してきましたが、
上告して、これから最高裁だという時になって
差別がなくなりました。
ちゃんちゃん。
めでたしめでたしです。
こうなると、私は味玉チャーシュー麺替玉付きを食べる口実のためだけに裁判をすることになります。我田引水、私利私欲です。
気がついたら悪党になってました。
男女平等のため、女性にも所得制限を付けるということに対して、世論はどちらかというと賛同しているようです。今まで過剰な優遇だったと認識されているのでしょう。私もこの裁判を始めた当初は同じ認識がありました。
しかし、今、私はこの主張に違和感を感じています。それは立法の経緯を知ってしまったからです。
元々出費が多くなることを考慮して作られたのが寡婦控除です。そして父子家庭も同じだとして寡夫控除が作られました。その時に、「男性と女性では区別すべき」「あらゆる寡夫に控除を適用することはしない」という考え方から所得制限が付けられました。女性を過剰に優遇したのではなく、男性を冷遇したのです。それを今になって女性も冷遇して男女平等にするというのは、道義にもとる行為ではないでしょうか?
平成29年に、富裕層への優遇だとして配偶者控除には所得制限が付けられましたが、その額は1000万円(年収1220万円)です。
甘利さんが言うように何千万も稼ぐ女性には必要ないというのはごもっともかもしれません。
ですが、500万円は富裕層の境界ではありません。
母子世帯にも所得制限が付けるということは、共働き世帯の父親と同じ税額を負担させるということです。これは垂直的公平負担の原則に反します。
もし、私が勝訴したとしても、その前に母子世帯への所得制限が付けられてしまったら、それを判決で撤廃させることはできません。
もしかしたら再見直しのきっかけぐらいにはなるかもしれませんけど。
ええい
こうなったら、もう、もっと悪党になってやろうかと思います。
目指すは味玉チャーシュー麺替玉2回を
3人の息子達と
食べる事にします。
これで、野望が4倍に膨らみました。
私は悪党から大悪党になりましょう。
Final lunch box
父子家庭9年目になりますが、一番下の子が高校3年生で、来週から卒業まではお弁当が要らないので、ついに今週でお弁当作りが終了になります。
一時期は自分の分も含めて4人分のお弁当を作っていた事もありますが、見た目の良くないお弁当を、みんなよく食べてくれました。
最終日はスペシャルバージョンのお弁当を作ろうと企んでいます。