三ツ星
息子3人と一泊二日でスキーに行ってまいりました。
静岡生まれの私はハの字しかできません。それでも体を動かすのは楽しくて、いい運動になりました。とはいってももう五十台。二十歳前後の息子達には体力的にかないません。息子達の挑発に乗る事なく全力マイペースで滑らせてもらいました。
ところで、次男が三男にスキーを教えてたり、長男が次男にスノボを教えてたりと、私が頼んでもいないのに、兄弟間でスキルトランスファーをしています。こんな仲が良い兄弟だったっけと、嬉しい疑問がわきました。
初日は晴れたので、夜空が美しく、星の好きな私がちょっとした天体ガイドをしました。オリオン座の三ツ星は、毛利家の家紋ですね。毛利元就は仲の悪い息子達に頭を悩ませたようですが、スキーに連れて行って温泉に入れば、矢を無駄にしなくても良いのだよと、教えてあげたいものです。
それにしても筋肉痛、イタタタ。
与党税制調査会の結論
今回の改正の内容は、まだよくわからないですが、地方税法第24条5項(個人の道府県民税の非課税の範囲)と第295条2項(市町村民税)が変わるということかと思います。ここに、ひとり親が明記されることになり、非婚のひとり親も、他のひとり親と同様の収入額以下で、住民税が非課税になるということではないでしょうか。
ということは、給与収入204万円以上の非婚のひとり親と、そうでないひとり親では住民税に26000円の差がでるということです。ただ、寡婦控除のみなし適用はされるので、保育料などは同じになります。
所得税は変更なしで、その代わり、非婚のひとり親(年収365万円以下)に17500円の手当てがでることになります。
とてもわかりにくい事になりましたが、寡婦寡夫控除自体は何も変わらなかったということのようですね。
今回、法律婚と事実婚での財政上の区別は、改定の理由にはならず、未婚のひとり親が経済的に貧窮しているという事実から改定を求めたので、所得の低い未婚のひとり親を救済した、ということになるようですね。確かに、嘆願やマスコミの報道をみても「非婚のひとり親が貧窮しているから救済してほしい。」という事を中心に訴えてきたのですから、そこに対策を打ったわけで、最低限必要な対応はしたといえます。憲法13条と25条の観点ですけどね。
さて、憲法14条の観点ですが、この区別は立法裁量の範疇かどうかですね。立法府の言い分は、担税力が同じでも、他に正当な理由があるので区別するということになるんでしょうね。
いつか原告適格のある人が、裁判を起こしそうな気がします。
それにしても、収入がある金額を超えると手取りが逆転してしまうような制度が、またできてしまうんですね。この制度では、当然、手取りで損にならないように就業調整する方々が生まれます。こういう制度があるから母子世帯の就業意欲が削がれているという一面があるのではないかと思います。
しかし、マイナンバーなどやIT技術を駆使し、逆転現象が起きない制度ができないものでしょうか。国民の所得アップにもなるし、景気対策にもなるし、労働力不足の解消にもなります。そしたら税収もアップする・・・
そんなうまくはいかないか。
訴訟快眠効果
先生(長男)がいないと、安易に聞けません。となると法律の事は自分で勉強するようになります。
頑張って難しい本を買ってみました。
木村草太著の「憲法の急所 権利論を組み立てる」です。
やっぱり憲法訴訟をやり遂げるには、中学校の勉強では足りませんでした。
ちゃんと勉強しないと、協力してくださる行政側の人達や弁護士さん、裁判官さんに迷惑をかけてしまいます。
まだ、読み終わってはいませんが、面白いです。勿論、内容は難しいのですが、すーっと腑に落ちたときの快感は病みつきになります。
またこの本は、質量的に重いので、重いカバンを更に重くすることができ、運動が促進されるという波及効果があります。
身体も脳も疲れるせいか、最近、眠りが深いです。長男のおかげですね。ありがとうございます。
ご馳走さま
長男は、留学中。次男は大学の宿舎。
ということで、今は高校2年の三男が我が家を闊歩しています。
「大学は勉強したい人が行けばいい。」というのが私の考えなのですが、上の2人は勉強したかったみたいですね。でも三男は、勉強が好きではなさそうな感じを醸し出していました。本人は否定しますけど、やりにくさや焦りなど辛いものがあるでしょう。
最終的には自分で乗り越えなければいけないもので、お節介は禁物です。
そんな三男の期末試験が終わりました。塾にも行っていますが、試験期間中は私にすり寄ってきます。いつもは数学や英語の問題を一緒に考えてみたり、即興で歴史の問題を作ってあげたりしますが、今回はあまりできませんでした。
それでも点数がアップしたみたいです。
そして彼の台詞が嬉しいです。
「最近、勉強が苦じゃなくなってきたよ。」
おー、
そうじゃ、学ぶことは楽しいことなのじゃよ。(なぜかおじいちゃん言葉で思考しました。)
今年も嬉しいことがたくさんありましたが、彼の台詞は今年最大級のごちそうでした。
ご馳走さま